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シニア世代の健康と認知症と現状

予備軍を合わせると、日本の高齢者の5人にひとりが認知症。
世界では3秒に1人が発症していると言われています。
そして長寿の日本の健康寿命と平均寿命の差は約10年。
その間は「介護」が必要になる長い年月です。
食生活や、運動習慣などが健康に大きく影響しています。
そんなことは分かってる、今はまだ大丈夫、という方も多いですよね。


そのために「予防」習慣を、若く元気なうちから!

予防とは、完全に防ぐことではありません。
進行を遅らせる、症状が出る時期を遅らせる、
でも、いつかは認知症や介護の時が来るかもしれない。
だから正しい知識と、誰でも起こり得ることとして、
差別や偏見のない社会、ちょっと困ったら助け合う、
暮らしやすい街を育んでいくことが、
わたしたちが取り組むべき持続可能な目標だと思います。


活動への思い
既に超高齢社会に突入し、日本の人口のおよそ29%が65歳以上となっているにも関わらず、私たちの世代は今生活するのに精一杯な現状もあり、高齢者の生活に目を向けないばかりか、一部では「老害」などといって蔑む差別、エイジズムも多く見られます。
既に日本には100歳以上の方が6万人を超える、誰もが長寿を夢見る国なのに、です。
お年寄りには優しく、という道徳的なことではなく、長生きをすることについて、知識が不足してはいないでしょうか?
年をとったら、世代の違う方々と一緒に遊んではいけないのでしょうか?
認知症になったら、外との関わりを持ってはいけないのでしょうか?
笑顔で暮らしてはいけないのでしょうか?
そういった機会が少ない今日、私たちが知識と交流の場を提供できれば、と考えております。

代表理事 徳村幸子